読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

クズリ通信

子育ての記録、人間関係論、シンプルな生活などについて。

サイレンのような泣き声

乳児期(1歳まで)

赤ん坊の泣き声がうるさいということは知っていました。

それを人間がうるさいと感じるのは、子に迫った危険を確実に捉えるため、赤ん坊の泣き声を最も不愉快だと感じるようにできている(親は子の泣き声を止めるために奔走するから)、という話を聞いたことがあります。

確かに、ときどき安普請のアパートから聞こえてくる赤ん坊の声はうるさいものです。学生の頃に近所から漏れ聞こえる泣き声を聞くにつけ、子育てはまあ、大変だろうな、とは思っていました。

しかし、予測と経験は異なるものです。

 

ここまでうるさいとは!

赤ん坊の泣き声は、例えるならばサイレンのようでした。

生後数週間も経てば、赤ん坊の泣き声は弱々しいものから大声へと変化します。その声の大きさと言ったら!

レストランで泣く子供の泣き声、電車の中でぐずる子供の泣き声を聞いたことがある人は多いでしょう。

「たしかにうるさいよな」

と感じたかと思いますが、つんざくように耳元でわめく赤ん坊の泣き声は、あのレベルではありませんでした。本当にうるさいと、外出するのを親はひかえるから、赤ん坊が身近にいない人は、生後数ヶ月の赤ん坊が本気で泣いた時にどれほど応えるかを知らないのです。

40年以上生きてきたとはいうものの、親戚や家族とも縁遠かった私は、不覚ながら実態を知りませんでした。

乳を求める赤ん坊の大声は、まさに脳を直撃するような、ロックのコンサートでスピーカーの側にいるような、鼓膜を痛めるのではないかと思ったほどの大声でした。

子供に添い寝する妻は、赤ん坊の泣き声を間近で頻繁に聞かねばなりません。よく耐えたものだと尊敬の念を抱きました。