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クズリ通信

子育ての記録、人間関係論、シンプルな生活などについて。

のん(能年玲奈)と北島マヤ

雑記

ガラスの仮面』という有名な演劇スポ根長編漫画があり、長年のファンです。

 

で、この中に出てくる北島マヤと、「この世界の片隅に」で主人公の声を演じたのん(能年玲奈)の存在が似ているな、と映画がヒットしてから考えていて、映画を観た後に記事にするつもりでしたが。

news.yahoo.co.jp

 

先日のんさんのインタビュー記事を読みましたら、ブックマークですでに指摘されていました。

なんか芸能界を追放された北島マヤに重なったわ。マヤみたいに復活してほしいものです。

2017/03/04 06:13

 

しかも「能年玲奈 北島マヤ」で検索をかけると、「この世界の片隅に」がヒットする前から指摘していた人も大勢いました。

togetter.com

 

みなさん、考えることは同じですね。

 

ただ、のんが北島マヤと重なる時期として、『ガラスの仮面』の中の、大河ドラマに主演中に仕組まれたスキャンダルで、芸能界から追放された場面を連想している人が多買ったのですが、違うのではないかな、と。

 

北島マヤが大河を降板した後、のんの場合とは異なり、所属芸能事務所である大都芸能はマヤのバックアップを続けようとしていました。しかし母を亡くしたショックで演劇を続けられないマヤ自ら演劇を止めてしまったのですから、この時期のマヤと"のん"とは重ならないのではないかな、と考え直しました。

 

よく考えればのん=能年玲奈の活躍はまだ始まったばかり。それならば『ガラスの仮面』ストーリー初盤、全国演劇コンクールで一度は1位となりながら、大手芸能事務所のドンの画策で演劇の道を閉ざされた時期の方がマヤとのんとはシンクロしているのではないかと思えました。

 

大手芸能事務所の小細工で、舞台への道を閉ざされたマヤは、栄進座という新派の劇団に押しかけ、脇役として一度は採用されました。ところがその才能を恐れた原田座長から、二度と舞台に呼ばれることはありませんでした。

 

原田座長はマヤが怖くて、自分の劇団を守るためにマヤを舞台に上げることを拒否したのでした。後日、原田座長はマヤの先生である月影千草に詫びのために訪れます。月影先生はそれを受け入れるのですが、この時にマヤを評して言った言葉が、今の"のん"のことを表現しているようで面白い。

「でもね原田さん やがて世間はあの子を認めないわけにはいかなくなる 大衆があの子を望むようになる 何よりも大きな大衆の力で支えられる日が来る…… きっとくる……!」

 

やがて経験を積んだ北島マヤは、大手芸能事務所の手の届きにくいところで経験を積み、やがて大衆の支持を得て再浮上していくのでした。

 

のんもまた、アニメ業界という音事協の力の届きにくい場所から再浮上をしつつあります。これぞスターの条件。スターは大衆に支えられ、必ず輝くものです。その復活劇が小気味よく、伝説が出来上がる過程を観ているようでワクワクしますね。

 

彼女を応援する芸能界の人々の視線には、暖かいものが多いのも面白いです。たぶん、音事協が仕切る現在の古い芸能界の体質を、快く思っていない人が関係者の中にも多数いるのでしょう。だから、のんの活躍を誰もが応援したくなるのでしょう。

 

彼女自身も、恨み言を一切言いません。上記のインタビュー記事を読んでも、あくまで軽やかに前向きに生きていこうとしています。だから誰もが応援したくなるのでしょう。 

 

脚光を浴び、そこから失墜しながらも、天性の明るさで復活を遂げる。このようなドラマ性もまた、スターが持って生まれた運命なのかも。